平成30年第1回定例会 予算等審査特別委員会で質問 平成30年2月28日
- 2018/02/28 20:43
- Category: 議会報告

平成30年度に本市が取り組むべき課題を指摘!
1.市民サービスの「質」を維持した予算組を推進すべき!(総務費)
【佐藤幸雄議員】新年度の予算編成は明らかに歳出が多く、今年度実施した歳出事業も大きく削減した形跡はない。
奥山市政の時にも、「財政調整基金」を予算に盛り込んでいたが決算では、使用しなくても済んでいる予算組みと、今回の予算編成では大きく違う。通常通りの各局の経費削減策では、まかなえないはずである。
市民の皆様へのサービス、例えば、歩道の草刈り等を年1回は最低でも実施していたことを、2年に1回にするなど、いわゆる「切りつめ型」の予算執行になると考えられる。
これまでの奥山市政は、「財政調整基金」をあまり取り崩さずに予算を執行してきたが、郡市長は今回の予算組みで、市民サービスの「質」を落とさずに実施出来るとお考えか伺う。
【市長】予算編成段階において、「財政調整基金」の取り崩しといった財源対策を行うが、奥山市政では、予算執行段階における受け差の発生や市税の増収など、様々な要因により当初の収支差が圧縮されて、結果的に「財政調整基金」を取り崩さず対応できたところである。
引き続き、歳入歳出両面での取り組みを行いながら、財政の健全性を確保して参りたい。
2.観光施策で本市の経済の活性化を推進すべき!(経済費)
【佐藤幸雄議員】宮城県が公表している県全体の平成28年の観光消費額(約4,532億円)を単純に本市の観光客入込数等で割落とすと 2,041億円程度になる。また、鎌倉市(草創塾 研究成果報告書)の試算で市税を算出してみると観光客入込数が「86万人」増えると 約9千万円の税収が見込める。具体的な数値が示せなければ今後の本市企業及び市民の皆様のご理解が得られないと私は考える。経済効果の数値化をして広く市民の皆様に周知すべきと考えるが所見を伺う。
【文化観光局長】本市の持続的発展に向け、質問の経済効果や税収などの観点からも、観光振興が果たす役割は非常に大きいものと考えており、引き続きしっかり取り組んで参りたい。
【佐藤幸雄議員】本市の役割については東北唯一の政令指定都市として東北の活性化に資する取り組みが必用と考える。
本市の近隣都市には塩釜や松島等、観光資源は多くある。その観光資源を活用した取り組みも必要と考える。まずは近隣の自治体との交流で更なる良好な関係をつくり、民間の力も活用して 旅行会社も巻き込み進めるべきと考えるが所見を伺う。
【東北連携推進担当課長】本市として仙台・福島・山形三市観光等と旅行会社や航空会社と連携しプロモーションを実施してきた。H30年度、近隣の自治体の観光資源を活かし、民間企業と連携した取り組みを推進して参る所存である。
3.要望者への丁寧な対応を行うべき!(土木費)
【佐藤幸雄議員】区役所の対応について伺う。
昨年、道路改修を要望した方への対応に際して「この道路は予算が付いているので、年度末に改修する」と約束をされていたが、本年に入り、改修できないと回答があった。まさに年度末の2か月前にこのような対応であります。
本当に区役所で予算要望をして、予算が付いていたのかを調査した所、「予算要求はしていたが予算は付かなかった」との返答を建設局の担当より伺った。実際には予算は付かなかった案件である。
市長に伺うが、このような区役所の対応について、適切であるといえるのか。
【市長】市民の方への対応については、常に相手の立場に立って考え、その時に取りうる最善の対応を探り、理解いただけるよう努力をする姿勢が大切であると思う。その点において、このたびの道路改修をめぐる地域の要望への対応についての説明は、「丁寧さが不足していた」のではないかと思っている。
市民の方から信頼され、理解頂きながら仕事を進めていくためにも、様々な機会をとらえ、職員にこの考えが浸透していくよう、周知徹底に努めて参りたい。
【佐藤幸雄議員】誰でも間違いはある。
その後の要望者への対応が大事であると私は考える。どのように対応すべきか伺う。
【建設局長】実施予定の事業が出来なくなった場合には、要望を頂いた方に速やかに状況を説明するなど、丁寧な対応が必要である。
舗装の改修については、車両や歩行者の安全安心を確保することが最優先であり、緊急性なども踏まえて優先順位を勘案し、実施していくことが必要と考える。
今後、地域からの要望に真摯に耳を傾け、丁寧な対応を心掛けるとともに、現場で詳細な状況を確認するなど適切に対応し、市民の皆様の理解が得られるよう取り組んで参りたい。
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